じーろぐ

日々の記録。コンピュータやプログラミングの話題が多め。

Realforce(初代)を錆止め処理+掃除した

久しぶりに普段常用しているキーボード(東プレ Realforce108U-A (XE3100/かな刻印なし/ALL30g))を掃除しました。購入したのが2012年2月なので12年ぐらい使っています。

キースイッチは静電容量無接点方式だけあって購入してから今まで一切不具合がないのですが、キートップは汚れるので定期的に清掃しています。普段は、キートップをウエットティッシュで拭くだけですが、今回は久しぶり(5年ぶりぐらい?)に分解清掃しました。

初代リアルフォースには内部の鉄板がさびやすい(二代目以降は防錆処理が施されている)という欠点があり、だいぶさびている箇所が増えてきたので今回は分解ついでに錆止め処理もしました。

清掃手順

以下、私の清掃手順を記載します。ネット情報を基に勝手にアレンジしているので、万一参考にする場合は自己責任で。

現状

しばらく掃除してなかったので結構汚れています。キーキャップを外した後に戻せなくなることがないように写真も撮っておきます。

清掃前。最近掃除をさぼっていたため結構汚れている。

戻せるように全体写真も撮っておく

キーキャップの清掃

とりあえずUSBポートから抜きます。Corsairのキーキャップとキーボードのクリーニングのコツというページによると抜いて5秒ぐらい待ったほうがいいみたいです。

キープラーを使ってキーキャップを外します。私が使っているのはARCHISSのErgo Grip Keycap Remover(AS-KREGP01)というやつです。 (5年近く前に買ったのですが今でも売ってますね。使い勝手は悪くないですが、自作キーボードとか流行るはるか昔に買ったので、今ならもっといいやつもあるのかも)

キーキャップを外す

ARCHISSのErgo Grip Keycap Remover(AS-KREGP01)

あとはひたすらキーキャップを外します(地味にだるい)。なくさないように容器に入れていくのを忘れずに。この後中性洗剤でつけ置き洗いするので、それができそうな容器がいいです。

キーキャップを外して容器に入れる

今回は汚れがひどかったのでウエットティッシュで汚いキーは拭きました。結構キーの側面も汚れているため、外して丸洗いしたほうがきれいになります。

側面も結構汚れている

食器用中性洗剤をぬるま湯に溶かした水に入れてよく洗います。 先に紹介したCorsairのサイトだと30~60分ぐらいぬるま湯につけておくと書いてあるので、これを参考に時々かき混ぜながら一時間弱浸しておきました。

中性洗剤を入れたぬるま湯でつけ置き洗いする

キーボード内部の清掃と防錆処理

キーキャップ下はごみがたまってめちゃ汚れてます。まずは掃除機でほこりなどを吸い取ります。

かなりごみが落ちている

トップパネルを外してテンキー部分を拡大したのが以下。結構錆が進行しています。

錆がかなり進行している

ネット上を検索するとキースイッチも全部外してこのさびてる鉄板を取り外し塗装されている方も見かけますが、キースイッチ外すのが難易度高そうなので断念。その代わり、さびている部分に錆転換塗料を塗ってこれ以上進行しないようにしました。使ったのはサビキラーという製品。赤サビを黒サビに変えて錆の進行を抑制します。

サビキラー

今回は最小容量の50gのものを購入。50gのものにはキャップ一体型の小さい刷毛がついているのですが、キーボードの錆に塗るにはちょっと大きすぎます。いろいろ試行錯誤して赤ちゃん用の綿棒の先端に塗料をつけて塗布する方法が一番やりやすかったです(塗布する前にこすって落ちる程度の錆はある程度錆は落としておきます)。塗布後のテンキー部分拡大写真と全体写真。粘度も特に高くなく結構塗りやすく、速乾性なので作業もやりやすいです。キースイッチにはつかないように気を付けたのですが、そこそこついちゃってますね(汗。

サビキラー塗布後のテンキー部分拡大図と全体写真。錆が出ていた部分はだいたい塗布できた

赤ちゃん用綿棒ぐらい細くないとキーとキーの間に塗布しにくい

完全に乾いたら、天板を戻してキーを取り付けます。

清掃前と後の比較。かなりきれいになりました。錆もこれ以上進行しなければいいですが、全体を塗装したわけじゃないので未塗装の部分はサビるかもですね。

左が清掃前、右が清掃後

まとめ

Realforce R3を買おうか結構迷っているのですが、このキーボードが一切壊れる様子がない上、今回掃除もしたのでしばらくこのまま使うつもりです。

使ったもの