これまで、Eufy RoboVac 11Sを2台(1階と2階用として使用)使っていたんですが、古いほうのメインブラシが壊れてしまい(おそらく原因は子供のおもちゃとかがちょくちょく絡まるのでその過負荷)ました。1台壊れてももう一台あるので、1台運用でもよいのですが、意外と上下階で移動させるのがめんどくさいのと、もう一台も購入後年数が経っていて故障してもおかしくない+もはやロボット掃除機なしはキツイ。ということで今回、Eufy Clean X8 Proを新たに購入しました。購入にあたってはSwitchBot K10+ Proと結構迷ったのですが、購入検討時はまだ発売されたばかりで実売価格が高かったことと、吸引能力や段差を乗り越える能力が(口コミとか見てると)X8 Proのほうが高そうだったのでX8 Proを選択しました。
使い始めて1カ月程度経ちましたので、11Sとの違いや使ってみた感想について比較して書いてみようと思います。あくまで、古い(すでに売ってない)安価なグレードのロボット掃除機との比較になるのでその点はご了承ください。
梱包
こんな感じの内箱。確か二重になっていたと思います。ダストバック、フィルター、ブラシ、モップなどはひとつづつしかついてこないので、消耗品は別途買う必要あります。
スペック比較
元々使っていたEufy 11S、今回購入したX8 Pro、最後まで迷ったSwitchBot K10+ Proを比較してみます。
11S | X8 Pro | SwitchBot K10+ Pro | |
---|---|---|---|
本体サイズ | 直径約32.5cm x 高さ約7.2cm | 約35.0 x 35.3 x 10.0cm | 248×248×92mm |
本体重量 | 約2.6kg | 約4.0kg | 約2.3kg |
自動ゴミ収集ステーションサイズ | - | 約19.5 x 15.5 x 38.4cm | 261×210×323mm |
自動ゴミ収集ステーション重量 | - | 約2.7kg | 不明 |
水拭き | 不可 | 可 | ウエットシート |
充電時間 | 約 300 - 360 分 | 約330分 | 約6時間 |
掃除時間 | 最大 100 分 | 最大180分 / 約90㎡ | 225㎡ |
吸引力 | 最大1300Pa | 4000Pa × 2 | 3000Pa |
ダスト容器の容量 | 0.6 L | 335mL | 不明 |
段差乗り越え | およそ16mmまで | 19mmまで | 20mm |
バッテリー | 14.4V / 2600 mAh | 14.4V / 5200mAh | 14.4V / 3200mAh |
11SとX8Proを並べて上から撮った写真。スペック上だと直径は約2.5cm差ですが、見た目だと結構違って見えます。
側面から。11Sはかなり薄型でしたが、X8 Proは結構分厚くなってます。ただ、上のマッピング用センサーが出っ張ってるのが一番大きくて本体の厚み差はスペックの値ほどではないですが、直径が大きくなっているので結構大きく見えます。
背面の写真。X8 Proではサイドブラシが1個に減っていますが、壁に当たったところでランダムに方向転換する11Sと異なり必ず反時計回りに掃除するため、特に問題ないらしいです。タイヤも大きく、ブラシ自体の形状も結構変わってますね。これによって走破力が上がっているように感じます。吸引口の幅も広がっているので掃除のスピードも上がってそう。後部は11Sではダスト容器でしたが水タンクになります。
アプリ
本体のボタンでも一応スタートストップやステーションへの帰還などを制御できますが、設定はスマホ経由なのでアプリ必須と考えておいたほうがいいです。 使い勝手は特に悪くない(めちゃくちゃ良い!というわけでもないですが)と思います。Eufy cleanというアプリが必要。
apps.apple.com11Sと違って進入禁止エリアやバーチャルウォール、水拭き禁止エリアを設定できるのは便利ですね。 地味にいいのが、部屋ごとに掃除の順番を設定できるところ。後に掃除する部屋は掃除を始めた後並行して片づけたり、掃除終わったらドア閉めたりできるのでいいですね。バウンスだと掃除中はずっと開けとくか分けて掃除しないといけなかったので。
一度簡単にマッピングさせるとそのあとはモノが移動しても自動的に更新してくれます。位置合わせとかも優秀。他のレーザ出してマッピングするタイプの掃除機もそうだと思うのですが、窓ガラスとかがあると反射して窓の外に存在しない部屋ができる場合があります。カーテンしとくと消えますしマップ上に残っていても特に問題ないです。
その他使った感想
吸引力が高い
これまで使っていたEufy 11Sよりも断然吸引力が高いので結構きれいになりますね。あと11Sよりより掃除機っぽい音がします(うるさくはない)。なので逆にあんまり水拭き機能いらないです。
走破能力も高い
段差乗り越える能力は高いです。キッチンマットやタイルカーペットも問題なく乗り越えられます。個人的に良かったのは、以下のようなダイニングラグで引っかからないところ。フチの部分が6mmぐらいあり11Sだとサイドブラシがラグの下に入って引っかかってしまい、厄介でした。X8 Proサイドブラシの形状が変わっており、引っかからなくなりました。
ブラシは本当に絡まらない
ロボット掃除機はメインブラシに結構ごみが絡まるのですが、このブラシ掃除機能はかなり優秀ですね。絡まった髪の毛とかほとんど残らないです。まだノーメンテナンスですが写真の通りとてもきれいです。寿命が来るまでメンテナンスいらないんじゃないかと思うぐらい。
自動ごみ回収機能は必要?
X8 Proは自動ごみ収集機能あり版と無し版両方売ってますが、この機種に関してはごみ収集機能付きがいいと思います。理由はダストボックスが本体内部に格納されており、11Sと比較しても手作業で掃除ごとに捨てるのがめんどくさいから。X8 Proでごみを手作業で捨てる場合、本体の背中の部分を開けてダストボックスを取り出して、ダストボックスを開けた後フィルターを外して中身を捨てるという手順です。
慣れれば問題ないのですが、11Sの本体の後ろから引き抜いてそのままダストボックス開けて捨てられるのに慣れているとめんどくさく感じます(フィルターがフタ側に格納されているため、ごみを捨てるためにフィルターを外す必要がない)。基本、自動ごみ回収付きで使うのを前提にした設計に見えます。
自動ごみ回収機能は良いが万能ではない
ロボット掃除機は本体のダストボックスが小さいため基本的に掃除後ごみを捨てる必要がありますが、自動で回収してくれるので少なくとも1週間はノーメンテナンスで動作できます。めちゃ便利。ただし、このごみ収集機能かなりうるさいです。掃除機は静かなので夜でも稼働させられますが、収集機能は厳しいでしょう。
おやすみモードや自動ごみ回収をON・OFFする設定があるので掃除終わった時に勝手に起動させないようにはできます。ただし、スケジュールして昼のうちに収集とかは今のところできないです。
毎回完全に掃除機の中のごみが取り切れるわけではないみたいです。回収後開けてみるとフィルターの両脇の部分にごみが少し残っていたりします。8割ぐらいは取れているので次の掃除に影響はないと思いますが、フィルター清掃と合わせて時々メンテナンスは必要(マニュアルでは自動ごみ回収機能付きモデルでも週1回のメンテナンスが推奨されている)。
フィルターは定期的なメンテナンスが必要
メッシュフィルターとHEPAフィルターの間に細かい埃が結構たまります。なので、定期的な清掃は必要。水洗いもできるので費用が掛かるわけではないですが、ごみ収集機能があるから何カ月もメンテナンスフリーというわけではないです。11Sはフィルター使い捨てだし、メンテも旧機種よりは断然ラクにはなってます。マニュアルでも週一回の掃除と3カ月おきの交換が推奨されています(よほど酷使しない限りそこまでの頻度では必要ないと思いますが)。
水ぶきはそこまでつかわない
水拭き、あったらあったで便利といえば便利なのですが、モップを毎回洗ったり水タンクに水を入れて終わったら捨てたりしないといけないのでやや面倒です。水拭き禁止エリア(大抵、カーペットとかマットとかの上)は設定できますが、そのエリアも吸引掃除がしたい場合はモップ外してもう一度掃除する必要があります。なにより、吸引力が高いのであんまり水拭きする必要がないという。水タンクがかなりいい位置陣取ってるので、水拭き機能なしにして11Sみたいに後ろにごみ回収ボックスついているとメンテナンスとか楽なのになーとか思います。
まとめ
最後色々書きましたが、総合的にはかなり満足しています。とにかく吸引力が高く、段差などに強い、そしてメインブラシの自動清掃機脳が優れているので、カーペットが敷いてある面積が広い部屋での使用や、ペット買っている人とかにはベストだと思います。定期的に30%OFFとかのセールやっていて4万5千円弱ぐらいで買えるのでその時狙って買うと良いです。