Raspberry Pi Zero WにGPIOピンをはんだ付けするコツ(初心者向け)
スイッチサイエンスで購入したRaspberry Pi Zero WにGPIOピンヘッダーをはんだ付けして取り付けたので、その時のメモです。
準備するもの
ピンヘッダ
ピンヘッダは、秋月電子の「ピンヘッダ (オス) 2×30 (60P)」(2.54mmピッチのダブルピンヘッダ、ピンの長さ11.6mm)を使いました。
ハンダごて、ハンダ、工具類など
はんだごては、即熱はんだこて ストレート型 TQ-95というやつ。これもすでに持っていたもので通常15Wですが、手元にブーストスイッチみたいなのがついてて一時的に95Wにできます。コテ台も必要です。
ハンダは、手持ちのφ0.8mmの有鉛ハンダ(スズ:鉛=60:40)を使いました。もう少し細いほうが作業しやすいかも。 その他、ピンヘッダーを切るためのニッパーやはんだ付け失敗したとき用にハンダ吸い取り線なども用意しておきます。
あると便利なもの
必ず必要というわけではないですが、ピンヘッダーと基板を固定するためのクリップや、ICチップを買ったときにピンヘッダーが刺さっている硬めのスポンジみたいなやつがあると便利です。詳しくは後述。
取り付け手順
以下のサイトに詳しく書かれているので、出ているとおりにやるとうまくいくと思います。
1. GPIOピンヘッダーを固定して、対角2箇所をはんだ付け
まずは、GPIOピンヘッダーを浮かないように固定して対角2箇所をはんだ付けするのですが、このとき何かでピンと基板を挟んで固定できると便利です。
専用の固定具を使うとよいのですが、手元に丁度いいものがなかったのでみの虫クリップで固定しました。
2. 他のピンを(小休憩をはさみながら)はんだ付け
ピンは40本あるので休憩をはさみながらはんだ付けしていきます。一度に一気にハンダ付けすると、ピンヘッダーやRaspberry Pi本体が熱くなってしまうので注意が必要です。 ピンヘッダーがついた状態で裏返すとRaspberry Pi本体が斜めになってやりにくいので、なにか水平にするための台があると作業しやすいです。
はんだ付けのコツは、ピンをハンダごてで十分加熱して、ハンダがよく溶ける状態にして、ハンダを流していきます。以下のサイトのやり方が参考になるかも。
はんだゴテのコテ先の横にはんだの先端を持っていこうとしましたが、うまくはんだが流れなかったので、はんだは180度反対側から差し込むようにしました。 Raspberry Pi ZeroのGPIOピンをはんだ付けする(Rev.C) | 電子工作の環境向上
3.2x2のピンヘッダーをはんだ付け
GPIOよりも、このピンの取付が意外と厄介です。なぜなら、Raspberry Pi Zero Wだと下の写真のようにピンの近くに部品がついていてピンヘッダーと干渉してうまく取り付けられません。ピンヘッダーの角を一部ニッパーで切ることで、無事取り付けられました。電源スイッチとビデオ出力らしいので、使わない場合は無理してつけなくても良いかも。
完成
40+4本はんだ付けするので結構面倒ですが、地道につけていけば完成します。まだ、使ってみないとちゃんとはんだ付けされているかわからないですが…